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ブログ記事

更年期障害 ~⑥治療法(ホルモン補充療法)

2013.06.18 | Category: 疾患

前回までの記事で更年期障害が何たるかと

 

大体おわかりになられたでしょうか?

 

 

 

今回より

 

「更年期障害の治療」

 

についてご説明していきましょう。

 

 

 

 

 

先ず、更年期障害はホルモンバランスが乱れる事で起こります。

 

ここで治療法は2種類に分かれます。

 

 

①女性ホルモンを補う治療

 

ホルモン補充療法(HRT)

 

 

 

②更年期障害で生じる症状の緩和の治療

 

対症療法

 

 

 

 

 

 

今回は

 

①の治療法であるホルモン補充療法について。

 

 

先ず、ホルモン補充療法とは、

 

エストロゲンとプロゲストーゲンを製剤によって補う治療法です。

 

 

 

この治療法にはメリットとデメリットがハッキリと別れています。

 

 

 

 

 

- - 効能(メリット) - -

 

 

・自覚症状(のぼせ、火照り、発汗、不眠)  緩和

 

更年期障害の一番の悩みである、自覚症状を緩和させます。

 

 

 

 

・生活の質(QQL:  クオリティライフ)の向上

 

自覚症状が出る事で、人前に出たくなくなり「うつ」を引き起こしてしまう場合も。

 

治療を始め、自覚症状を抑える事により生活の質の向上を見込めます。

 

 

 

 

・骨粗しょう症 ・ 動脈硬化の予防

 

エストロゲンの欠乏が続く事で、骨の骨密度が落ちていきます。

 

結果的に骨粗しょう症の原因が更年期障害の原因であるエストロゲンである場合も。

 

エストロゲンを補う事で、骨密度の低下を防ぎ、血管を丈夫に保ちます。

 

 

 

 

・大腸がん、アルツハイマーの予防にも効果有

 

ホルモン補充療法を行なっている女性は、

 

大腸がんやアルツハイマーの発症率が低いとされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

- - 副作用(デメリット) - -

 

 

・性器出血

 

最も頻繁にみられる症状です。

 

これは治療開始数ヶ月の間に起こるとされますが、

 

1年以上治療を続ける事により、子宮粘膜が萎縮し消える事が多いようです。

 

 

 

 

・乳房のハリ、吐き気、頭痛

 

乳房のハリもよく報告される副作用の一つです。

 

吐き気や頭痛は逆に軽快する場合もあり、人それぞれのようです。

 

 

 

 

・静脈血栓症、乳がん、動脈硬化、脳梗塞

 

5年~10年以上続ける事で、上記疾患の発生率が若干上がるリスクがあるとされています。

 

しかし、5年以内の短期間の治療であれば、ほぼ心配ありません。

 

 

 

 

 

・肝機能障害、胆石症

 

ホルモン補充療法は比較的肝臓への負担が少ない治療とされていますが、

 

長期間続ける事により、肝機能への影響や、胆石症が出るリスクが若干あるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前に、アメリカの医師会によりホルモン補充療法の危険性が発表され、

 

この治療に消極的になった医師が多いのも事実ですが、

 

薬剤を使用する上で、副作用は付き物です。

 

 

 

患者側は効能と副作用を十分に理解した上で行なうと良いでしょう。